メルセデス マイバッハ Sクラス 次期型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

メルセデスベンツの最高級サルーン『マイバッハSクラス』次期型の全貌が見えてきた。今回は初めてそのコックピットを激写することに成功した。

新デザインのステアリングホイールの奥には高精細フルデジタルクラスタ、センターにはiPad Pro12.9より大型とみられる巨大ナビゲーション・タッチスクリーンを搭載している。「東京モーターショー2019」でも目玉となった『ビジョンEQS』を彷彿させるコックピットが見てとれる。

巨大ディスプレイのすぐ下にはコントロールモジュールを配置。ボタン式か、タッチセンシティブキーかは不明だが、おそらく後者の可能性が高そうだ。センターコンソールはノートPCにより隠されているが、ボリュームボタン/スライダーなどが装備されているはずだ。

大まかなレイアウトは『Sクラス』と共有するとみられるが、マイバッハ版では最高の素材とともに、途方もないレベルの快適さと、豪華さを持ち合わせたキャビンになることだろう。

コードネーム「X223」と呼ばれるマイバッハSクラス次期型だが、市販型のフロントエンドには、数年前に『マイバッハSクラス プルマン』で導入され、『マイバッハGLS』でも採用された垂直スラットを備えるグリルが装着されることが濃厚。ドライバーが近づくとせり出すポップアップドアハンドルを採用、ヘッドライトは再設計され、テールライトはテールゲートまで伸びるデザインが予想されている。

「マイバッハS650」グレードのパワートレインは、6.0リットルV型12気筒エンジンのアップデート版を搭載、マイルドハイブリッドシステムと組み合わされ、最高出力630ps、最大トルク1000Nmを発揮。0-100km/h加速は4.7秒で、最高速度は250km/hのパフォーマンスと予想される。

Sクラス次期型のワールドデビューは2020年後半が有力だが、マイバッハSクラスは最速でも2021年初頭にはお目見えとなるだろう。

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