ルノーグループ(Renault Group)は4月14日、東風汽車との乗用車合弁から撤退し、EVとLCV(小型商用車)事業に注力することを柱とした新たな中国戦略を発表した。
ルノーグループは東風汽車との間で、乗用車合弁の東風ルノーを設立している。この東風ルノーの株式を東風汽車に譲渡し、東風ルノーはルノーブランドに関する活動を停止する。
その一方、ルノーグループはEVとLCV(小型商用車)事業に注力する。EV事業は、ルノーグループの2つの既存の合弁事業の「eGT」と「JMEV」によって、新型EVの開発などを行う。
LCV(小型商用車)に関しては、ルノーグループの現地合弁、ルノーブリリアンスジンベイオートモーティブ(RBJAC)を通じた活動を強化していく。
なお、ルノーグループは、日産と東風汽車との提携を強化し、現地で開発した小型電動SUVの『シティK-ZE』を、グローバル市場に投入することを計画している。
ルノーが東風との乗用車合弁から撤退、EVに注力…小型電動SUVを世界市場に投入へ
2020年04月15日(水) 14時45分