春の交通安全キャンペーンでスペシャルムービーを配信《画像 日本自動車工業会》

日本自動車工業会は、4月6日〜5月5日の間、政府の実施する春の全国交通安全運動と連動して「自工会・2020年春の交通安全キャンペーン」を実施する。

2019年の交通事故の発生件数は38万1237件で、前年と比べて4万9364件減少し、死者数が3215人と3年連続で戦後最少を更新した。しかし、高齢運転者による重大事故が発生するなど、交通事故の実態は依然として厳しい。2020年は第10次交通安全基本計画(2016年度〜2020年度)の最終年となり、自工会では計画に掲げた2020年までに交通事故死者数を2500人以下とする目標の実現に向けて、車両安全対策に取り組むとともに、交通安全活動の一環として春の交通安全キャンペーンを実施する。

キャンペーンでは、四輪テーマについて「後席を含めた全ての座席のシートベルト着用」「ながら運転防止の促進」、二輪テーマについて「ヘルメットの正しい着用促進、胸部プロテクターの着用推奨」をそれぞれ訴求する。

また、政府が2020年春の全国交通安全運動推進要綱の全国重点の一つに「高齢運転者等の安全運転の励行」を掲げたことを受けて、高齢ドライバー向けWEBサイトコンテンツを追加し、本人と家族への注意喚起を図る。

スローガンは「春の交通安全のおまじない ミル・ベル・カチット」。車に乗ったら、ながら運転はせず、しっかり前を「ミル」、全ての座席でシート「ベル」トを、「カチット」締めようを表現した。タレントの柳原可奈子が交通安全の魔法使いとして「後席を含めた全ての座席のシートベルト着用促進」、「ながら運転の防止」、「ヘルメットの正しい着用促進、胸部プロテクターの着用推奨」を訴求するスペシャルムービーをウェブ配信する。

会員自動車メーカーのホームページ、SNSに交通安全キャンペーンサイトへのリンクバナーを設置する。