ポルシェは3月3日、『911ターボS』新型をオンライン発表したばかりだが、ダックテールスポイラーが装着された謎のプロトタイプをカメラが捉えた。
ダックテールスポイラーといえば、ポルシェ史上最高のモデルとも言われる1973年『911カレラRS 2.7』(通称ナナサンカレラ)で初めて採用、同社にとって長い歴史を持つ。
豪雪のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、イエローのブレーキキャリパー、四角いクワッドエキゾーストパイプを装備していた。ターボSとほぼ同じエクステリアのようだが、リアウィングがカモフラージュされたダックテールスポイラーに置き換えられている。
現段階で断定はできないが、オプションの「ヘリテージ・デザインパッケージ」、「カレラRS 2.7復刻版」、「スポーツデザイン」「エアロキットパッケージ」、あるいは997世代限定の「スポーツクラシック」の復活などが予想される。
プロトタイプのキャビン内を覗くと、後部にロールケージが装備されており、リアシートがない可能性がある。ポルシェは911ターボSの2シーター軽量バージョンを示唆しており、このプロトタイプの関連性も考えられる。
911ターボS新型のパワートレインは、3.8リットル・フラット6ツインターボエンジンを登載し、最高出力は650ps、最大トルク800Nmを発揮、0-100km/h加速は2.7秒、最高速度330km/hを誇る。軽量スペシャルモデルが登場すれば、パフォーマンスの向上も見込まれる。
「ナナサンカレラ」復刻か? ポルシェ 911ターボS に謎のダックテールを確認
2020年03月13日(金) 10時00分
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