ロータス・エヴォーラ GT410《photo by Lotus Cars》

ロータスカーズは、『エヴォーラ』(Lotus Evora)の欧州仕様に、「GT410」を設定すると発表した。

エヴォーラGT410は、「エヴォーラGT410スポーツ」をベースに、装備を充実させた新グレードだ。ユーザーに、操作性の向上と新しいレベルの快適性を提供することを目指している。

エヴォーラGT410スポーツは2016年春、ジュネーブモーターショー2016で発表された『エヴォーラスポーツ410』の後継モデルとなる。エヴォーラGT410スポーツでは、さらなる軽量化が図られた。ロータスチューンのオーリンズ製ダンパーによって13kg、チタン製エグゾーストにより10kg軽量化。従来のエヴォーラ スポーツ410に対して、乾燥重量は28kg軽い1256kgとした。

新デザインのボディパネルやエアロパーツの採用などにより、エアロダイナミクス性能も向上させた。最大96kgのダウンフォースを発生する。ロータスカーズによると、エヴォーラ スポーツ410に対して50%以上、空力性能に優れるという。

◆スパルコ製のスポーツシートなどを標準装備

エヴォーラGT410では、多くのオプションが標準装備された。スパルコ製のスポーツシートとエアコンを標準装備。また、反転式のカメラは低速走行中の安全性を引き上げる。サテライトナビゲーションシステムとApple「CarPlay」を備えたプレミアムインフォテインメントシステムも標準装備だ。DABデジタルラジオも、初めて搭載されている。キャビンの遮音性を高めてロードノイズを減らし、改良を加えることで、リスニングエクスペリエンスを高めている。

GT410のドアトリムには、快適さと実用性を高めるために、アームレストと収納スペースが装備された。ボディカラーの選択肢も変更を受けている。

◆専用チューンのサスペンション

また、GT410は、GT410 スポーツと比較してダンパーのレートが変更されている。優れたパフォーマンスを維持しながら、快適性を引き上げることを狙う。ミシュランの「パイロットスポーツ4S」オールウェザータイヤを装着。新設計のテールゲートには、大きなガラスが装着され、リアの視認性を向上させている。

ボディ同色のルーフ、サイドシル、テールゲート、フロントアクセスパネルを採用した。赤いAPレーシング製ブレーキキャリパー、フロント19インチ、リア20インチのシルバーまたはグロスブラック仕上げのVスポークアルミホイールも装備される。クルーズコントロール、ヒーター機能付きシート、リアパーキングセンサーも導入している。

◆0〜96km/h加速3.9秒で最高速305km/h

ミッドシップに搭載される3.5リットルV型6気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンには、専用チューニングを施した。最大出力は410hp/7000rpm、最大トルクは42.8kgm/3500rpmを引き出す。動力性能は0〜96km/h加速を3.9秒で駆け抜け、最高速は305km/hに到達する。

エヴォーラ GT410の英国本国でのベース価格は、8万2900ポンド(約1183万円)で、GT410スポーツよりも3000ポンド(約43万円)抑えられた。また、ドイツでのベース価格は、9万9900ユーロ(約1200万円)で、GT410スポーツよりも1万1000ユーロ(約132万円)安い、としている。

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