D&R ART MOBILE ヌーベルフィメール。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》

小さなクラシックカーのようなフォルムのロードスター『ヌーベルフィメール』の周りも常にギャラリーが絶えず、女性からの反響も多い出展車両だった。(東京オートサロン2020)

低く、中央に寄ったコックピットをもつ車体はケーターハム(ケータハム)『スーパーセブン』がベースだ。車がモノコック構造主体になり、フレームに様々なデザインのボディを載せて様々なクルマを制作することが難しくなった現代では、格好の素材だという。

「一番大変だったのは特徴的なテール。樹脂を切り出して型を作りましたが、左右均等にするのが大変でした」と、製作した出展社D&Rアートモビルの安藤氏は話す。

車検を取ろうという意欲が感じられるのは、リアを確認するカメラが取り付けられている点。ダッシュボードに埋め込まれているミラー内蔵モニターで常時後方の視界は確認できるという。「おおぶりなヒップを持つクルマですが、乗ってみるとサイドミラーの視認性はよく、コックピットに腰を下ろしても後方を確認できるんですよ」と安藤氏。

フロントグリルには、小さくアンティークのラリーバッジが取り付けられていた。安藤氏のコレクションを遊び心で取り付けてみたのだという。

ベース車両はケーターハムスーパーセブンだ。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 グリルにアンティークのラリーバッジがついている。代表の安藤氏のコレクション、ちょっとつけてみました、とのこと。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 大きく流麗なテール。ここの方を作るのが一番大変だった、と安藤氏。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 低く、中央に寄ったコックピットのレイアウト。なるほどスーパーセブンである。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 コックピットの装飾。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 ユニークな形状のサイドミラー。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 これも、アルミを削り出したもの。質感は高い。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 バッドモビルのような雰囲気。同じアールヌーボーへのオマージュゆえの事か。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 よく見るとテールエンドにはバックカメラが。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 ダッシュボードに埋め込まれたミラーはモニター内蔵タイプ。後方視界は悪くないそうだ。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 シートも風合いのよいレザーシート。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 中央のマスコットというか装飾部分。アールヌーボーへの憧れ、傾倒を感じさせる部分。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》 女性や子供からの反響も多い一台だった。(東京オートサロン2020)《撮影:中込健太郎》