2800万円のトムス センチュリー(東京オートサロン2020)《撮影:中尾真二》

TOM'S(トムス)が扱うのはレーシングカーやスポーツカーだけではない。トヨタの最高級車である『センチュリー』のカスタマイズも手掛けている。その1台が東京オートサロン2020の舞台を飾った。デモ専用にカリカリのレーシングチューンをしたわけではない。

見た目はノーマルと見分けがつかないくらいだ。外装では、専用のフロントバンパー、サイドステップ、リヤアンダースポイラー、専用トランクスポイラー、アルミホイールが変更される。

外装でもっとも大きな違いは、純正ではマフラーがそもそも見えないようになっているところが、トムス・バージョンでは、4本のエンドパイプがリアバンパーから見える点だ。あとはオリジナルのTOM'Sエンブレムが後ろに取り付けられるところか見分けるポイントとなる。

ベースのセンチュリー自体が、ノーマルで381ps・52kgfmのハイパワーエンジンと224ps、30.6kgfmの電気モーターを搭載するハイブリッドであり、加速や走行性能などは充分だ。そこで、バランスを重視してパワートレインのチューニングは行わず、「トムス・バレル」による排気系チューンと、スロットルレスポンスを向上させたライトチューニングのみにした。

内装は、フルオーダーメイド。ナッパレザーのシート、トリム類の色やステッチが指定できる。展示車にはスリッパが乗っていたが、土足禁止というわけではなく、会場で乗りたいという人のためだそうだ。

予価2816万円(消費税別)、限定36台。すでに問い合わせはきているという。

2800万円のトムス センチュリー(東京オートサロン2020)《撮影:中尾真二》 2800万円のトムス センチュリー(東京オートサロン2020)《撮影:中尾真二》 2800万円のトムス センチュリー(東京オートサロン2020)《撮影:中尾真二》 2800万円のトムス センチュリー(東京オートサロン2020)《撮影:中尾真二》