ボッシュ(CES 2020)《photo (c) Getty Images》

ボッシュ(Bosch)は1月7日(日本時間1月8日未明)、米国ラスベガスで開幕するCES 2020において、次世代のサンバイザーの「バーチャルバイザー」を初公開すると発表した。

ボッシュが開発したバーチャルバイザーは、透明な液晶ディスプレイとカメラで構成されている。インテリジェントなアルゴリズムを用いて、太陽のまぶしさを判断して遮断しながら、ドライバーの前方視界を遮ることがないように設計された。

バーチャルバイザーは、液晶ディスプレイパネルとドライバーや乗員をモニターするカメラとを結び付け、太陽がドライバーの顔に落とす影を追跡する。システムは人工知能(AI)を使って、ドライバーに向けられたカメラの画像に基づき、ドライバーの位置を特定する。

また、AIを活用して目、鼻、口を含む顔の特長的な要素を判定することで、顔の上の影を識別することができる。アルゴリズムがドライバーの視界を分析し、ディスプレイ上でドライバーの目に光が届く部分のみを暗くする。ディスプレイの残りの部分は透明なままで、ドライバーの視界を大きく遮ることはないという。

ボッシュは、液晶技術により特定の光源を遮断することで、危険をもたらす太陽のまぶしさ、ドライバーの不快感や事故のリスクを減らし、同時にドライバーの視認性や快適性、安全性を向上する、としている。

ボッシュの次世代サンバイザー「バーチャルバイザー」《photo by Bosch》 ボッシュの次世代サンバイザー「バーチャルバイザー」《photo by Bosch》 ボッシュの次世代サンバイザー「バーチャルバイザー」《photo by Bosch》 ボッシュの次世代サンバイザー「バーチャルバイザー」《photo by Bosch》 ボッシュの次世代サンバイザー「バーチャルバイザー」《photo by Bosch》 ボッシュの次世代サンバイザー「バーチャルバイザー」《photo by Bosch》 ボッシュ(CES 2020)《photo (c) Getty Images》