トゥーロのカーシェアリングプラットフォームを活用したNissan Experience Test Drive《photo by Nissan》

日産自動車(Nissan)の米国部門の北米日産は12月10日、新車の購入前に最大数週間、試乗できるプログラムを米国の一部州で試験導入した、と発表した。

このプログラムは、「Nissan Experience Test Drive」と呼ばれ、 北米や欧州でカーシェアリングを手がけるトゥーロ(Turo)と共同で開始したものだ。トゥーロは、「ピア・ツー・ピア」方式のカーシェアリングプラットフォームを導入して、成長してきた。ピア・ツー・ピアとは、複数の端末間で通信を行う際のアーキテクチャのひとつ。対等の者同士が通信を行うのが特長の通信方式となる。トゥーロは1100万人以上の顧客と、およそ39万台の車両を擁している。

日産車の購入を検討している顧客は、トゥーロの日産車専用ページにアクセスする。希望する車両が見つかれば、予約を行い、最大で数週間、その車両に試乗することができる。車両を希望する場所に届けてもらうことも可能。このプログラムを利用して、半年以内に新車を購入した場合、ユーザーは300ドルのボーナスキャシュが得られる。

トゥーロによると、潜在的なユーザーは、興味のある車両が日常生活にどのように適合するかを確認し、家族と数週間テストすることができるという。

北米日産は、日産車とその革新的な技術を、普段の生活の中で体験することができる。毎日走行する道路を運転し、用事を済ませ、家族や友人から意見を聞くことが可能、としている。

トゥーロのカーシェアリングプラットフォームを活用したNissan Experience Test Drive《photo by Nissan》 トゥーロのカーシェアリングプラットフォームを活用したNissan Experience Test Drive《photo by Nissan》