大嶋和也選手《画像:三笠製作所》

制御盤メーカーの三笠製作所は12月9日、運営するeスポーツ実業団「KYANOS(キュアノス)」の競技種目に「グランツーリスモ」シリーズを追加、SUPER GT500チャンピオンの大嶋和也氏を所属選手として迎えると発表した。

三笠製作所は、新たな可能性を追求することの大切さを伝えるため、スーパーGT・Team LeMansやJリーグ・名古屋グランパスへの協賛をはじめとする様々なスポーツの振興に力を入れてきた。そして昨秋には、eスポーツの発展に貢献するための第一歩として「eスポーツ実業団・キュアノス」を立ち上げた。

大嶋選手はキュアノスに所属し、国内外で開かれるeスポーツの各種大会に参戦するほか、同社がかかわるeスポーツのPR活動等にも参加。キュアノス主催のファンミーティングやデモンストレーション等のPRイベントを精力的に行っていく。

またキュアノスには、日本eスポーツ連合(JeSU)認定「ウイニングイレブン」のプロ選手であり、日本代表のかつぴーや(本名・井上克洋)とParika(本名・青山和矢)の2選手が所属。2人の専門でもあるサッカーゲーム「ウイニングイレブン」を主戦場としてきたが、大嶋選手の新規加入により「グランツ―リスモ」にも参戦する。

グランツーリスモはレーシングドライバーの生活が仮想体験できるドライビング・シミュレーションゲーム。大衆車からラグジュアリーなスポーツカーまで新旧の名車が登場し、実存する有名サーキットでのレースなどを疑似体験できることから、多くの自動車ファンに人気を集めている。今年10月には、茨城県で開催された第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」でも「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」内で「ウイニングイレブン2020」部門と合わせて、「グランツーリスモSPORT」部門が設けられた。

eスポーツ実業団「KYANOS(キュアノス)」《画像:三笠製作所》 三笠製作所(ロゴ)《画像:三笠製作所》