ITS世界会議シンガポール2019《撮影 会田肇》

イードは、10月21日から25日にシンガポールで開催された「ITS世界会議2019」の調査レポートを発表した。

イードでは、CESや各国モータショーをはじめとする海外の自動車・IT系展示会に赴き、現地で取材、調査、傾向分析を実施。CASEやMaaS目線の調査レポートとして販売を行っている。

ITS世界会議は、世界3地域を代表するITS団体(欧州:ERTICO、アメリカ:ITS America、アジア太平洋:ITS Japan)が連携して、毎年共同で開催。技術開発、政策、市場動向など、幅広い観点からITSの普及による交通問題の解決及びビジネスチャンスの創出を図ることが目的だ。今年度のレポートでは、「シンガポールの交通事情」「WILLERの取り組み」「各企業のeモビリティ」をトピックスとして取り上げた。

「シンガポールの交通事情」については、バスや電車がNFCで決済できる交通系ICカード「Ezlink」などを解説。また公共交通の運賃が安く、自動車取得税が高いため、東京23区同様、クルマを所有しづらいシンガポールでの移動体験などを紹介する。

「各企業のeモビリティ」では、ITS世界会議に展示されていた、アイシン、ホンダ、パナソニックのeモビリティについて解説。「WILLERの取り組み」では、ベトナムではタクシー配車とバスの組み合わせを、シンガポールでは自動運転シャトル、日本では地方で定額オンデマンドシャトルを計画する、同社の取り組みを紹介している。

イードが販売する海外展示会レポートは、30〜50ページの展示会調査レポートと15分〜30分の動画レポート、さらに実際に現地を訪問したレポーターによるプライベートセミナーのセットで構成。料金プラン(税別)は50万円、10本パックが450万円。