低速電動バス eCOM-エイトツー《画像:ソフトバンク》

ソフトバンク、MONETテクノロジーズ、電通およびシードプランニングは、11月26日から福島県のいわき市で実施される「グリーンスローモビリティを活用した次世代交通システム実証」に協力する。

実証は、環境省が公募した二酸化炭素の排出量削減を目的とする「IoT技術等を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証事業」に、いわき市、小名浜まちづくり市民会議、磐城タクシーおよびソフトバンクが応募したプロジェクトが採択されたことを受けて実施するもの。

シンクトゥギャザー製の低速電動バス「eCOM-エイトツー」1台を導入し、小名浜港周辺観光・市街地エリアを、平日はデマンド型(予約制)、土日祝日は定時定路線型(予約不要)で運行。スマホアプリからの乗車予約や運行状況の確認、予約状況に応じた最適な運行ルートの提示、車内サイネージでの地域情報の発信などの実証を行う。また、地域内の観光施設や商店などと連携し、「乗車証明書」を提示することで特典が受けられる取り組みを実施する。

なおソフトバンクは実証の主体として携わり、MONETはオンデマンド配車プラットフォームおよびドライバー向け運行管理システムを、電通は情報配信プラットフォームを提供。シードプラ実証の効果測定や結果の分析を行う。