改善箇所説明図《画像:国土交通省》

日野自動車といすゞ自動車は11月19日、大型バスの日野『セレガ』およびいすゞ『ガーラ』のクラッチスイッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2005年8月26日から2019年7月29日に製造された1万7295台。

クラッチスイッチの車両への取付角度が不適切なため、可動接点用シャフトとリターンスプリングが擦れて発生する摩耗粉が接点の表面に付着することがある。そのため、クラッチをつないだ際に導通不良となり、補助制動装置が作動しないおそれがある。

改善措置として、全車両、クラッチスイッチを対策品に交換する。

不具合は161件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。