MINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHV《photo by MINI》

MINIは10月28日、英国の電気自動車体験センターと提携を結んだと発表した。

この電気自動車体験センターは、英国政府が資金を拠出して設立された。EVとプラグインハイブリッド車(PHV)の普及を促進するのが目的だ。来場者に電動車に関して、さまざまな情報提供やアドバイスなどを行っている。

MINIは今回、英国の電気自動車体験センターと提携を結んだ。電動車の普及を目指す同センターの取り組みを支援していく。

具体的には、電気自動車体験センターの来場者向けの展示・試乗車として、MINI『クロスオーバー』のPHV、「クーパーS E カントリーマンALL4」を2台を配備する。同車のPHVパワートレインには、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボを搭載する。最大出力は136hpで、6速ステップトロニックトランスミッションを介して、前輪を駆動する。

モーターは最大出力88hpで、シングルスピードトランスミッションによって、後輪を駆動する。「ALL4」の名前の通り、システム全体で4輪を駆動する4WDとなる。システム全体では、224hpのパワーと、39.3kgmのトルクを獲得した。リチウムイオンバッテリーは蓄電容量が10kWhだ。EVモードでは、最大57kmをゼロエミッション走行できる。

また、2020年3月には、MINI『ハッチバック』のEV、MINI『クーパーS E』が、電気自動車体験センターの来場者向けの展示・試乗車として、導入される予定だ。

MINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHV《photo by MINI》 MINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHV《photo by MINI》