クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」《画像:パイオニア》

パイオニアは、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」のアップデートを12月上旬に開始。加減点方式の運転評価機能と車両の運行状況抽出機能を追加する。

パイオニアは、業務用車両向けクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」を2015年より提供。カーナビゲーションや通信ドライブレコーダーをはじめとする業務用車載端末を通信回線でサーバーと接続し、車両の動態管理、メッセージによる業務指示や運行コースの送信・進捗管理のほか、危険運転の把握や自動日報作成など、高度な運行管理・支援を行うことができる。

今回のアップデートでは、危険挙動をマイナス評価するこれまでの減点方式に加え、安全運転をプラス評価する加点方式を運転評価に採用。ゆっくりとアクセルを踏んで発進する「ふんわりアクセル」や、停車時に早めにアクセルを緩める「早めアクセルオフ運転」といった安全運転をプラス評価する項目を追加することで、運転時間の長短に左右されることなく良い運転、悪い運転を総合的に評価できる。

また、最長連続運転時間や指定時間内/外の運転時間など特定の運転状況を簡単に抽出できる機能を追加。各ドライバーの業務負荷や定時外稼働などを容易に把握でき、適切な管理、指導を行うことができる。

さらに、所属組織以外の車両とドライバーを紐づけて運行記録を管理できるようになるほか、車両稼働率レポートの時間別表示対応、ドライバーの危険挙動と詳細情報を利用者の権限別に管理・確認できる項目の細分化、「Microsoft Edge」への対応など、各種機能を追加する。

走行履歴 運転診断グラフ表示例《画像:パイオニア》 走行状況レポートの表示例《画像:パイオニア》