スズキ・シアズ《photo by Suzuki》

スズキのインド部門、マルチスズキは10月9日、『シアズ』(Suzuki Ciaz)がインドのプレミアムセダン市場において、5年連続で最量販モデルになった、と発表した。

シアズは2013年春、上海モーターショー2013において、『オーセンティックス』の名前でワールドプレミアされた。その後、デリーモーターショー2014では、シアズに車名を改め、インドデビューを果たした。インドでは、ミッドサイズのプレミアムセダンセグメントに属する。

2018年夏には、改良新型を発表し、ガソリンエンジン全車が、新開発の「スマートハイブリッド」を搭載した。新開発の1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに、リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムとなる。

1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力105ps、最大トルク14kgmを発生する。新開発のスマートハイブリッドでは、トルクアシスト機能によって、加速時などにエンジンのパワーをアシスト。減速時には、エネルギーの回生を行う。

アイドリングストップも採用し、燃費は21.56km/リットルとした。マルチスズキによると、ガソリン全車のマイルドハイブリッド化は、インドのミッドサイズプレミアムセダンセグメントでは初であり、クラスをリードする燃費性能を備えているという。

このシアズがインドのプレミアムセダン市場において、5年連続で最量販モデルになった。その販売台数は27万台を超えており、インドのプレミアムセダン市場で30%のシェアを獲得した。最上級グレードの「アルファ」が販売全体の54%を占めており、シアズの販売増に貢献した、としている。

スズキ・シアズ《photo by Suzuki》 スズキ・シアズ《photo by Suzuki》 スズキ・シアズ《photo by Suzuki》