11〜13日に走行が予定されるF1日本GP(鈴鹿)。台風19号の影響が12日の土曜、予選日に対し特に強く懸念されるなか、10日(木曜)20時の段階で「土曜の走行実施有無は金曜の14時までにお知らせする予定」との旨が発表された。
走行前日の10日、鈴鹿サーキット現地ではF1のレースウイーク恒例である「木曜ドライバー会見」が行なわれ、木曜ピットウォークや木曜ストレートウォークなどのイベントに来場するファンも既に多い状況だが、誰もが台風の影響を気にせざるを得ないところとなっている(この日の天候は晴れ〜曇り)。
F1主催サイドや鈴鹿サーキットは、安全面を最優先に調整の動きを継続中だ。
木曜ドライバー会見に集まった選手5人にも天候に関しての質問が飛び、「土曜は厳しいようだ。でも、日曜は好転するらしいね」「もし、以前にもあった日曜朝に予選(本来は土曜実施)をするかたちになったら、少し早起きしないと」などの会話が展開されていた。ここまでの予報では確かに土曜が厳しい方向にあるといえ、実際、ラグビーW杯やプロ野球のクライマックス・シリーズには“土曜中止”の判断が木曜昼間の段階から出ている。
日本GPに関しても、木曜午後の段階でサポートレースのひとつ「FIA-F4 鈴鹿スペシャルステージ」の走行全面中止が決定。そして次なるインフォメーションは木曜20時とされていたなか、そこで前述の「土曜の走行実施有無は金曜の14時までにお知らせする予定」との旨が発表されている。
また、11日の金曜についてもGPスクエア F1ステージで実施される予定のトークショーに関しては、「デイモン・ヒル(96年F1王者)」が12時50分開始、「佐藤琢磨&中嶋一貴」が13時20分開始へとそれぞれ大幅に早まり、同ステージは13時50分で終了と変更された。
12日の土曜、南コース臨時駐車場は営業中止に(代替駐車場を案内)。
今後も変更等の情報が発生した場合は、鈴鹿サーキットの公式ホームページおよび公式SNSで案内がされる。観戦予定の方は随時の確認と適切な行動を心がけていただきたい(日付け、曜日についても慎重な確認を)。
なお、今回の金曜フリー走行1回目(FP1)にトロロッソ・ホンダから出走する山本尚貴は木曜日、走行準備や走行プログラムの確認、コース下見、メディア対応などに時間を費やしていた。「チームとホンダ、そしてFP2以降を走るピエール(ガスリー=レギュラードライバー)のために有意義なデータを残すことが自分の仕事」としつつ、「でも、こんなチャンスはめったにない。限られた時間と条件のなかで高い習熟度を見せることがドライバーとして求められる(評価される)部分だということも分かっています」と語り、“F1初挑戦”への意気込みを見せていた。その走りに注目が集まる。
F1日本GP、11日の金曜日は午前10時からFP1、午後2時からFP2が各90分間実施される予定(ゲートオープンは通常スケジュール維持の予定)。
【F1 日本GP】荒天が懸念される土曜日の走行実施有無は「金曜14時までに発表予定」
2019年10月10日(木) 21時33分
関連ニュース
- 【F1 日本GP】初の春開催はフェルスタッペンが優勝…レッドブル・ホンダが1-2フィニッシュ (04月07日 21時15分)
- マクラーレン、江戸文字カラーリングを採用…F1日本GP (04月05日 09時30分)
- レゴとF1の融合! 19万個超「実物大」メルセデスAMGを鈴鹿に展示…F1日本GP (04月05日 12時30分)
- アルピーヌF1チーム、東京ベイで疾走!…日本GP目前でホットなイベント (04月04日 18時00分)
- 【お台場痛車天国2024】1000台の痛車がズラリ! ユピテルはFRJ参戦マシン「羽衣6 F111」を展示 (04月02日 12時45分)