ANAとトヨタ紡織が共同開発した国内線普通席の新シート《画像 ANA》

トヨタ紡織とANAが共同開発し、2019年秋よりANA国内線に導入予定の航空機シートが、「2019年度グッドデザイン賞」を受賞した。

グッドデザイン賞は、国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。

受賞したシートは、どのような体格の人にも心地よくフィットする形状を実現するとともに、乗客の利便性を考慮した点が高く評価された。タッチパネル式パーソナルモニター装着などの機能充実、スリムなシート形状で開放感を創出するなど、ANAのエアラインとしてのノウハウ・ニーズを軸に、トヨタ紡織が自動車シート開発で培ってきた知見と高品質のモノづくりを活かしている。

なお、グッドデザイン賞を受賞した航空機シートは、審査委員が個人的に気に入った一品を紹介する「私の選んだ一品」にも選出され、10月2日から10月25日に六本木の東京ミッドタウンで開催される「私の選んだ一品2019展」に展示される。

ANAとトヨタ紡織が共同開発した国内線普通席の新シート《画像 ANA》