MINI クラブマン 改良新型《撮影 小松哲也》

独BMWの日本法人であるビー・エム・ダブリューは10月2日、一部改良した『MINI クラブマン』の販売を開始した。外観や内装のほかパワートレインも一新したのが特徴で、価格は330万〜455万円となっている。

まず外観ではフロントデザインが変更され、ラジエターグリルの全域にクロームのデザインが施されたほか、ヘッドライトも手直しされた。MINIディビジョンの山口智之営業部長は同日都内で開いた発表会で「全く新しいヘッドライトはポジションライトが丸く光り、しかもウィンカーを作動させるとサークル部分がウィンカーとしても機能する」と解説しまたリアコンビネーションランプは、英国旗ユニオンジャックをモチーフにしたデザインに刷新されたのも特徴となっている。

パワートレインはガソリンエンジン、トランスミッションが変更され、クーパーのD、S オール4、SDには8速スポーツオートマチック、それ以外のモデルに7速ダブルクラッチトランスミッションを搭載。またすべてのモデルに電子制御式シフトショートノブを採用している。

また今回の改良を機に「インディアンサマーレッドメタリック、エニグマティックブラックメタリックが新色」(山口氏)として加わったという。

ビー・エム・ダブリューではミニのハイパフォーマンスモデルである『ジョン・クーパー・ワークス・クラブマン』も合わせて発表し、同日から販売を開始した。価格は568万円。

MINIディビジョンでマーケティング・マネージャーを務めるアイリーン・ニッケイン氏は「ジョン・クーパー・ワークスは私たちの主要なサブブランドで、モータースポーツのヘリテイジを体現する上で非常に重要なサブブランドとなっている」とした上で、新型に関しては「最高出力が306馬力で、これまでで最もパワフルなミニとなっている。スポーツシートは人間工学に基づいて設計されているので、運転中も快適さを保つことができる。様々な限界に挑戦して頂く上でシートがサポートする」と紹介した。

エンジンは強化クランクシャフトや専用ピストン、ターボチャージャーなどを新設計し、先代より最高出力が75馬力アップ、また最大トルクは100Nm増の450Nmを発揮するという。また直径を25mm大型化したフロントブレーキシステムの採用やラジエーター、リザーバータンクによる冷却効率向上によりサーキット走行にも耐える性能を備えているのも特徴となっている。

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