改善箇所《画像:国土交通省》

タダノは9月27日、ホイール・クレーンの作動油ラインフィルタに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、タダノ「GR-130N-2」「GR-160N-4」「GR-250N-4」「GR-600N-3」「GR-700N-2」「GR-1000N-1」、コベルコ「RK130-2」「RK160-8」「RK250-9」「RK700-3」の10車種で、2016年9月27日〜2019年9月12日に製造された2008台。

作動油ラインフィルタに誤った材質のフィルタヘッドが組み付けられているため、強度が不足しているものがある。そのため、ラインフィルタが損傷し、作動油が漏れ、最悪の場合、ラインフィルタが脱落するおそれがある。なお、一部車種では操舵力が増大するおそれもある。

改善措置として、全車両、ラインフィルタを確認し、誤品が装着されている場合は、正規品に交換する。

不具合は1件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。