EQUIOPPO提供図表《画像:住友商事》

住友商事は9月24日、世界最大の中古建機市場である欧州にて中古建機オンラインマーケットプレイスを企画・運営するEQUIPPO社に出資したと発表した。

世界の中古建機の市場規模は約1000億米ドル(約10兆7000億円)で、このうち欧州は約300億米ドル(約3兆2000億円)の最大市場と言われている。従来の中古建機取引は、品質の不透明性や物流手続きの煩雑さに加え、欧州域内では言語の壁もあり、ブローカーなどの中間業者が取引に介在することが一般的。さらに建機業界では安全や作業効率の要求が高まっており、先端技術の活用などでデジタル化の導入が加速している。

EQUIPPO社は、オンラインマーケット上での効率的な中古建機取引を追求することで、売り手と買い手が双方向に安心・安全で便利なサービスを展開。具体的には、独立した査定業者の起用、返金保証、物流代行といった、従来の取引では提供されてこなかった機能に重点を置いている。また、自社ソフトウェアの開発力にも強みを持ち、ユーザーフレンドリーなプラットフォームを構築している。

住友商事は、EQUIPPOへの出資により、EQUIPPO社のプラットフォームを活用し、既存事業と親和性の高い中古市場へ注力していくとともに、周辺分野でのさらなるサービス拡大を目指す。

住友商事のマテリアリティ《画像:住友商事》