クボタは、同社の乗用形田植機『ナビウェル(NW8S)』が、第49回機械工業デザイン賞(日刊工業新聞社主催)の「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞したと7月25日に発表した。
ナビウェル(NW8S)は、低コスト稲作を志向する担い手農家向けに、全地球測位システム(GPS)を活用して高精度化、低コスト化に寄与する新機能を搭載した田植機。ボンネットカラーにはトラクタやコンバインと同じオレンジカラーを採用。田植機では業界初の4.3インチカラー液晶パネルを搭載し、機械の状態や作業の設定などを文字とイラストで分かりやすく表示する。
受賞理由としては、日本の精密農業における高収量・高品質化という課題に対して「株間キープ、施肥量キープ」で応えていること、自動運転による超省力・軽量化では「直進キープ・条間アシスト」で応えていること、さらに多目的ヒッチ(植付部・水田除草部・溝切部・鉄コーティング直播)で4つの作業を一台でこなす拡張性など、設備投資を抑えて新しい作業ができるマルチタスク化を実現している点が評価された。
クボタの田植機『ナビウェル』、機械工業デザイン賞を受賞
2019年07月26日(金) 18時30分
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