日産 e-NV200 改良新型《photo by Nissan》

日産自動車の欧州部門は、改良新型『e-NV200』(Nissan e-NV200)の欧州受注が1万台を突破し、欧州の商用EV最量販になった、と発表した。

e-NV200は、多目的商用バンの『NV200』(日本名:『NV200バネット』)をベースに開発されたEVだ。2018年2月に欧州で発売された改良新型は、2014年秋の発売後、初の本格改良が施されたモデルとなる。新型『リーフ』のノウハウを導入しながら、実用性の向上が図られた。

改良新型e-NV200のハイライトは、航続の延長だ。蓄電容量40kWhの新型リチウムイオンバッテリーを搭載する。これにより、欧州の計測モードで最大300kmの航続を実現した。これは従来モデル比で6割以上の航続拡大となる。

新型リチウムイオンバッテリーは、バッテリーの大きさに変更はない。商用車で重視される積載スペースや積載量は、従来通りとした。e-NV200は、独自の双方向充電機能を搭載する。これにより、e-NV200の顧客は、電気を蓄えたり、家庭向けに電力を供給したり、余剰電力を売ることができる。

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