「ROAD OPEN」のナンバーを付けたマーシャルカー(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》

世界最古の公道オートバイレース、マン島TTレースは、今年も「マーシャルカー」としてホンダ『シビックタイプR』を使用している。

今年のマーシャルカーは純正の赤いシビックと、モンスターエナジー仕様にラッピングされた黒いバージョンの2種が用意された。

TTレースのマーシャルカーは、世界的に宣伝になるため自動車メーカーやディーラーがスポンサーとして提供することが多く、近年ではSUBARU(スバル)が提供していた時期があった。

TTレースは公道を閉鎖して行う公道レースで、厳格なコース管理が必要となる。マーシャルカーは、コース状況を走行して調べたり、道路閉鎖や道路開通の合図として「ROAD CLOSE」「ROAD OPEN」のナンバープレートを付けて走行したりする。

迅速な走行が求められるため、ドライバーは地元在住のラリードライバーが担当することが多い。2016年にはマーシャルカーを提供したスバルとのコラボで、ラリードライバーのマーク・ヒギンス選手がWRX STIで4輪におけるTTコースのラップレコード(平均時速126.971マイル=204.340km-h)を記録した。

モンスターエナジー仕様のマーシャルカー(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 モンスターエナジー仕様のマーシャルカー(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 モンスターエナジー仕様のマーシャルカー(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 ホンダシビックType RがTTレースのマーシャルカーに(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 ROAD OPENのマーシャルカーが通過するとコース閉鎖解除となる(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 マーシャルカー通過に合わせて直ちに公道に現状回復させるマーシャルたち(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》 ホンダシビックType RがTTレースのマーシャルカーに(マン島TTレース2019)《撮影 小林ゆき》