ポルシェ 911 新型《写真 ポルシェジャパン》

ポルシェジャパンは、昨年11月のロサンゼルスモーターショーで初公開した新型『911カレラ』(タイプ992)を7月5日より発売すると発表した。

8世代目となる新型911カレラは、新世代の3.0リットル(2981cc)水平対向6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。最大出力は先代比30ps増の450psを発生。新開発の8速PDKとの組み合わせで、0〜100km/h加速は後輪駆動の「カレラS」が3.7秒、4WDモデルの「カレラ4S」は3.6秒と、圧倒的な加速力を見せつける。

またカブリオレモデルは、従来モデル同様全自動ソフトトップを採用。さらにガラス製のリアウィンドウを装備し、後方視界を確保する。またマグネシウム素材を導入し、高速でのルーフの変形を防止。ルーフの開閉時間は電動油圧式システムにより約12秒に短縮し、50km/h以下なら走行中でも開閉できる。

安全面では、新開発のウェットモードを標準装備。路面の水を検知し、それに基づいてコントロールシステムを調整してドライバーに通知する。そのほか、衝突被害軽減ブレーキや自動再発進機能付きアダプティブクルーズコントロールなどの先進安全運転支援システムを数多く用意した。

エクステリアは、曲線や直線をよりシンプルに表現する一方、ワイドなボディを力強い造形で包み込むことで、存在感溢れるスタイリングを生み出した。インテリアでは1970年代の911をモチーフとした水平基調でよりワイドな印象が強まったダッシュボードを採用。中央に10.9インチ大型モニターを据えたほか、メーターパネルもセンターのタコメーター以外はデジタル化することで、ドライバー中心の思想を守りつつ先進性を採り入れた。

価格は911カレラSが1666万円、カレラ4Sが1772万円、カレラSカブリオレが1891万円、カレラ4Sカブリオレが1997万円。

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