
トヨタ紡織とデルタ工業、東洋シートの3社は5月27日、米国における自動車用シート生産の合弁会社設立に合意したと発表した。
トヨタ紡織はトヨタ系、デルタ工業および東洋シートはマツダ系の部品メーカーで、いずれも自動車用シートを主力商品としている。
トヨタとマツダは2017年8月、業務資本提携に合意し、米国アラバマ州市に2021年より完成車生産を行う合弁新会社「マツダ トヨタ マニュファクチャリング USA」(MTMUS)を設立。新工場ではマツダが北米市場に新導入するクロスオーバーモデルを、トヨタは『カローラ』を15万台ずつ生産する計画だ。
合弁会社は、MTMUSからの受注活動を推進する中で、各社の保有するシート生産のノウハウやリソーセスを有効活用し、米国における自動車用シートの最適な生産体制を構築し、より競争力のあるシートの生産・販売を目指していく。
なお新会社の資本金は6000万米ドル(約66億5000万円)、出資比率はトヨタ紡織米州地域統括会社が50%、デルタ工業と東洋シートの米国合弁会社が50%。従業員数約400人で、2021年より自動車用シートの生産を開始する予定。社名および代表者は未定。


