ヤマハ発動機は4月11日、島根県雲南市、竹中工務店、NPO法人ETIC.(エティック)とともに雲南市内の地域課題解決と市民の暮らしの豊かさの創造を目的とした協定に締結した。
雲南市は、年々65歳以上の人口割合が高まる一方で、地域住民参加型の地域創生や社会課題の解決に向けたチャレンジが盛んで、近年は住民主導の医療ネットワークの構築や若年層の移住・起業が増加するなど、新しいアイデアが活力を生んでいる。地域住民が世代に応じたテーマに取り組む「こどもチャレンジ、若者チャレンジ、大人チャレンジ」など、全国的にも先進的な地域活性化の取り組みを行っている。
ヤマハ発動機はこれまでも、活力あるまちづくりに意欲的な地方自治体や企業・団体とともに、ノリモノのあるまちづくりを実現していく「まちづくりノリモノ☆ラボ」の活動の一環として雲南市と連携し、同市の交通課題解決を目的とした低速の電動小型車両の利活用や事業創出のためのアイデアソンを同市民とともに取り組むなど、地域に根ざした課題解決への活動を進めてきた。同社は今回の協定締結を機に、電動小型車両の貸与や走行に関する技術的なアドバイスを通じて、同市の交通課題の解決や事業創出への貢献を進める。
この取り組みは、同社の中長期成長戦略「ART for Human Possibilities, Rethinking Solution」の一環。電動小型車両、電動車いす、電動アシスト自転車といった低速モビリティをラストマイルの移動ソリューションとして提供していくことで、「スローモビリティのあるまちづくりへの貢献」「ヤマハ発動機らしい移動価値の創出」を進め、交通・健康・産業振興といった重要な社会課題の解決に取り組んで行く。
ヤマハ発動機、雲南市の地域課題解決を目指す包括連携協定を締結
2019年04月13日(土) 13時30分
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