フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は、ジュネーブモーターショー2019において、移動式の急速充電ステーション、「パワーバンク」のデザインスタディを発表した。
フォルクスワーゲンが開発した移動式の急速充電ステーションは、出力100kWの急速充電が可能だ。蓄電容量は最大360kWh分に対応しており、これにより、フォルクスワーゲンが2019年内に市販予定の次世代EV、『ID.』を含む最大4台のEVを同時に充電できる。
移動式の急速充電ステーションは、大きさが120×100cmとコンパクト。例えば公共駐車場、企業の敷地内、大規模なイベントなどにおいて、一時的な充電ポイントとして、必要に応じて柔軟に設置することができる。ユーザーはインターネットやスマートフォンのアプリを通じて、移動式の急速充電ステーションを簡単に見つけることが可能だ。
フォルクスワーゲングループは2020年から、この移動式の急速充電ステーションをドイツ・ハノーバー工場で量産する計画だ。まずは2019年内に、ドイツ・ヴォルフスブルクで試験運用を行う。
急速充電ステーションは、フォルクスワーゲングループの電動車向けモジューラー車台、「MEB」に基づいており、そのセルモジュールを使用するように設計されている。さまざまな容量レベルにスケールアップすることが可能、としている。
VW、移動式の急速充電ステーション「パワーバンク」発表…ジュネーブモーターショー2019
2019年03月20日(水) 16時45分
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