キャタピラ Cat D8T

キャタピラージャパンは、オフロード法2014年基準をクリアする、i-Construction対応中型ブルドーザ「Cat D8T」を発売した。

Cat D8Tは、ロックアップ機能付フルタイム自動変速パワートレインを採用。希望の車速をサムローラーで選択できるほか、ロックアップ機能でエンジンパワーをダイレクトにトランスミッションに伝達し、軽負荷作業時において最大11%の燃費低減を実現する。新型セミユニバーサルブレードは、ブレード容量を19%アップし、時間当り作業量を大幅に向上。固い地盤などにはオプションのパフォーマンスカッティングエッジを装着すると、最大25%ブレード抱え込み量をアップできる。さらに、リアルタイムの車両傾斜状況がモニタに表示できるほか、ブレードを目標勾配に自動でキープできるCatスロープアシストをシングルチルト仕様に準備(オプション)。燃料生産性と作業効率を高めている。

環境面では、NOxリダクションシステムおよび尿素SCRシステムを採用することで、窒素酸化物(NOx)を低減。さらにディーゼル酸化触媒(DOC)およびディーゼルパーティキュレートフィルタ(DPF)からなる「Catクリーンエミッションモジュール」が一酸化炭素、炭化水素、粒子状物質(PM)を低減・除去し、オフロード法2014年基準をクリアする環境性能を備えている。

またCatグレード3Dは、ブルドーザ本体との統合を進めることで整地・掘削作業での生産性を高めたほか、Cat純正内蔵型3次元マシンコントロールシステムでオペレータ操作を軽減。キャタピラーのICT建機とクラウドによるリアルタイムソリューション「ビジョンリンク」と組み合わせることで、現場とオフィスとの遠隔情報共有をリアルタイムで実現し、i-Constructionに対応した施工管理も可能となる。

価格はマルチシャンク仕様が7558万円、マルチシャンク/Catグレード3D仕様が8165万2000円。

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