「トライアンフ・ファクトリー・カスタムシリーズ」のスラクストンTFC(右)とロケットTFC コンセプト

トライアンフモーターサイクルズジャパンは1月23日、世界750台限定のカスタムモデル「トライアンフ・ファクトリー・カスタムシリーズ(TFC)」を発表した。第一弾の『スラクストンTFC』は2019年春に日本導入、第二弾の『ロケットTFC』は5月発表の予定。

TFCは、メーカー自ら手がける高級カスタムモデルの新シリーズ。トライアンフのデザイン、エンジニアリング、クラフトマンシップの最高峰を体現したモデルで、一台ずつハンドメイドされる。全世界750台の限定発売となり、1台1台にシリアルナンバーが備わる。

シリーズの第一弾となるスラクストンTFCは、通常の『スラクストンR』より5kg軽量で、1200cc並列2気筒エンジンの最高出力は10ps向上して107ps/8000rpm、最大トルクは3Nm向上して115Nm/4850rpmを発揮する。

また、シリアルナンバーとTFCロゴをあしらった機械加工アルミビレットトップヨークを備えるほか、ワンピース構造のカーボンコックピットフェアリング、プレミアムブラシ仕上げのニッケル合金ミラーセンター、本革シート、機械加工アルミビレットオイルフィルターキャップ、オーリンズ製フルアジャスタブルサスペンション、ブレンボ製ブレーキシステム、メッツラー製「レーステック」タイヤ(レース仕様)、バンス&ハインズ製チタンサイレンサー(カーボンファイバー製エンドキャップ付き)などを採用。さらに、トライアンフCEOのニック・ブロアによるサイン入りシリアルナンバーレター、個別のカスタムビルドブック、スラクストンTFC専用バイクカバーなどが付属する、一台ごとにカスタマイズされたTFCハンドオーバーパックが備わる。価格は250万円から。

シリーズの第二弾となるロケットTFCは、量産二輪車としては世界最大の排気量を持つ『ロケット III』のTFCモデル。今回発表されたのはそのコンセプトモデルで、こちらの詳細情報は2019年5月1日に発表予定。

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