1310MPaハイテンを採用した新型マツダ3《画像 マツダ》

新日鉄住金は1月10日、1310MPa級高張力冷延鋼板(1310MPaハイテン)を使った車体構造用冷間プレス部品をマツダと共同で開発し、マツダの新型『マツダ3』に世界で初めて採用されたと発表した。

1310MPaハイテンはこれまで、自動車用バンパーに採用されたケースはあるが、強度が高過ぎてプレス成形が困難なため、より複雑な形状を持つ車体構造部品への実用化は1180MPaハイテンが最高だった。

新日鉄住金は、プレス成形時に発生する割れやしわを抑制し、良好な部品寸法精度を確保するための工法を開発した。加えて、マツダと共同で生産技術面、性能面の課題を解決し、1310MPaハイテンが車体構造部品に採用された。

1310MPaハイテンは、新型マツダ3の軽量化と低燃費化、衝突安全性能向上に貢献するとしている。

マツダは、新型SUVを近く発表、量産するという。 写真は新世代第一弾のMazda 3(北米仕様)《画像 マツダ》 新型 Mazda 3(北米仕様)《画像 マツダ》 新型マツダ3(北米仕様)《撮影 佐藤靖彦》