STIギャラリーリニューアル写真提供:スバル広報

27日、スバルテクニカインターナショナル(STI)がショールームである「STIギャラリー」を1月6日よりリニューアルオープンすると発表した。この日にお披露目されたギャラリーには、グループA『レガシィ』やニュルブルクリンク24時間『WRX』の実車などに加え、スバルファンならずとも飽きない工夫がされていた。

工夫については後程紹介するとして、ギャラリーには車両展示が3台。STIパーツ、グッズ類、歴代レースのトロフィーやスバル車ミニカーコレクションなどがある。休憩スペースもあり、車雑誌やモータースポーツ誌を読みながら時間をつぶすのもよいだろう。

車両は1993年ニュージーランドラリーの優勝車(ドライバーはコリン・マクレー)であるレガシィRSグループA。2016年ニュルブルクリンク24時間レースSP3T優勝車のWRX STI NBR CHALLENGE。そして、WRX STI TYPE RA-R。レガシィとNBR CHALLENGEは外観だけのレプリカではなくラリー、レースに使用された車両だ。NBR CHALLENGEには、伝説となった「神回避」(レースが中断するほどの突然の雹でスピンもクラッシュもせず他の車両を回避)の傷跡も残っている。

グッズ・アクセサリーコーナーになにげに置いてあるのは、トミ・マキネンと新井選手のヘルメットだったりもする。

壁面に埋め込まれた棚にはSTIがこれまで獲得したレース、ラリーのトロフィやカップがずらりと並ぶ。さらに30周年を迎えたSTIの歴代車両(コンプリートカーや競技車両)のミニカーも壁面棚に年代順に一列にならぶ。

トロフィーは壁の天井近く、上部にならぶが、ニュージーランドラリーのカップやニュル24時間のトロフィなど、一部は手の届く棚に展示してある。スタッフに頼めばケースから出して持たせてもらえるので、記念撮影などもできるそうだ。

ミニカーはSTI社内で保存してあるものを集めたものだ。しかし、見つからなかったものについて、ところどころ白いダミーになっている。ダミーには「Looking for」と書かれている。見つからなかったので、もし該当するミニカー(スケールは1/43に統一)を持っている人がいたら、ぜひSTIギャラリーに連絡してほしいとのことだ。

STIがギャラリーのリニューアルを行ったのは、30周年の節目に改めてユーザーとのコミュニケーションを深める狙いがある。お披露目で挨拶したSTIの代表取締役社長の平川良夫氏は「ギャラリーは新しくしたが、ソフト面の充実はこれから。ユーザーの声を聴き、みなさんといっしょに新しいSTIギャラリーを作っていきたい」とする。

ミニカーの呼びかけもまさにその一環だろう。

STIギャラリーリニューアル写真提供:スバル広報 STIギャラリーリニューアル写真提供:スバル広報 圧巻のミニカーコレクション。写真提供:スバル広報 STIギャラリーリニューアル写真提供:スバル広報 STIギャラリーリニューアル写真提供:スバル広報 STIギャラリーリニューアル写真提供:スバル広報 STIギャラリーリニューアル《撮影 中尾真二》 STI代表取締役社長 平川良夫氏《撮影 中尾真二》 STIギャラリーリニューアル《撮影 中尾真二》 辰巳監督らと記念撮影《撮影 中尾真二》 STIのスタッフ《撮影 中尾真二》 STIギャラリーリニューアル《撮影 中尾真二》 白いダミーのミニカーを持っている人はSTIへ《撮影 中尾真二》 STIギャラリーリニューアル《撮影 中尾真二》 一部のトロフィーはケースから取り出して記念撮影もできる《撮影 中尾真二》 STIギャラリーリニューアル《撮影 中尾真二》 神回避の傷跡《撮影 中尾真二》 STIギャラリーリニューアル《撮影 中尾真二》 STIギャラリーリニューアル《撮影 中尾真二》 手前がマキネンのヘルメット。奥が新井選手のヘルメット《撮影 中尾真二》 STIマフラーの「絞り加工」は新潟燕三条の職人による《撮影 中尾真二》