ボッシュ(Bosch)は12月13日、米国ラスベガスで2019年1月に開催されるCES 2019において、自動運転車向けの路面状況予測サービスを初公開すると発表した。
この路面状況予測サービスは、世界有数の気象予測企業で、路面状況の予測に関して20年の経験を持つフィンランドのForeca社と共同開発された。メディアの天気予報とは異なり、ボッシュの路面状況予測サービスでは、複数の考えうる予測シナリオを考慮するという。
高度に自動化されたレベル4までの自動運転車では、車両がドライバーに代わって運転操作を行うかどうかは、道路の種類、速度、環境条件などの要因によって決定される。ボッシュが提供する路面状況予測サービスも、自動運転が行えるかどうかの判断材料になるという。
このサービスにより、どのような環境条件が予想されるかを自動運転車が早めに把握できるようになる。路面状況悪化の兆候が見られた時点で、ドライバーに運転操作を引き継いでもらう代わりに、充分な時間的余裕をもって走行スタイルを調整する。例えば、今後の走行ルート上で雨が降っている場合は、ハイドロプレーニング現象が起こる危険のない、安全に停止できるレベルまで、あらかじめ速度を自動調整することが可能になる、としている。
ボッシュが自動運転車向け路面状況予測サービス、悪天候に備えて速度を自動調整…CES 2019で初公開予定
2018年12月14日(金) 21時32分
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