パイオニア製「3D−LiDARセンサー」が搭載された自動運転シャトルバス(Ngee Ann Polytechnic構内での自動運転実証実験)

パイオニアは11月6日、シンガポールの自動運転関連スタートアップ企業MooVita社と、同国の高等教育機関「ニーアン ポリテクニック」構内にて「3D-LiDARセンサー」を搭載した自動運転シャトルバスを使った実証実験を開始すると発表した。

MooVita社は、自動運転関連の技術開発を推進するシンガポールの科学技術庁「A*STAR」出身者により創設されたスタートアップ企業。シンガポールのほか、マレーシアやインドで自動運転関連事業を開発、展開している。

3D-LiDARセンサーは、レーザー光で対象物までの正確な距離を測定し、遠方や周辺の状況をリアルタイムかつ立体的に把握できるため、レベル3以上の自動運転の実現に不可欠なキーデバイス。パイオニアは、2020年以降の量産化を目指し、高性能で小型かつ低コストなMEMSミラー方式の「3D-LiDARセンサー」の開発を進めている。

今回の実証実験でパイオニアは、3D-LiDARセンサーやアルゴリズムなどに関する知見・技術を提供、MooVita社は自動運転ソリューションの開発を推進。自動運転の早期実用化およびサービス商用化への貢献を目指す。

パイオニア製「3D−LiDARセンサー」が搭載された自動運転シャトルバス(Ngee Ann Polytechnic構内での自動運転実証実験) パイオニア製「3D-LiDARセンサー」で取得した点群データ パイオニア製「3D-LiDARセンサー」搭載イメージ図 パイオニア製「3D-LiDARセンサー」が搭載された自動運転シャトルバス