メルセデスベンツ Eクラス PHV、燃費向上とEVモード1.5倍に…欧州で改良新型

メルセデスベンツは10月11日、『Eクラス』(Mercedes-Benz E-Class)のプラグインハイブリッド車(PHV)の改良新型を欧州で発表した。

メルセデスベンツEクラスには2016年、ガソリンエンジンのPHVグレードとして、「350e」を投入。今回、欧州で発表された改良新型も、同じくガソリンエンジンを基本にしているが、新たに「300e」グレードを名乗る。

300eグレードのPHVパワートレインは、エンジンが2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ。最大出力は211hp/5500rpm、最大トルク35.7kgm/1200〜4000rpmを発生する。モーターは、最大出力を従来の88hpから122hpへ、およそ4割強化。エンジンとモーターを合わせたシステム全体では、320hpのパワーと71.4kgmのトルクを引き出す。従来の286hp、56.1kgmに対して、34hp、15.3kgmの上乗せとなる。

トランスミッションは9速AT の9Gトロニック。300eは0〜100km/h加速5.7秒、最高速250km/hの性能を発揮する。従来の350e に対して、0〜100km/h加速は0.5秒短縮している。

二次電池は、蓄電容量を6.4kWhから13.5kWhへ大容量化した新開発リチウムイオンバッテリー。EVモードの航続は、最大およそ50kmと従来の約1.5倍に拡大した。充電は、急速チャージャーを利用すれば、およそ1時間30分で完了する。欧州複合モード燃費は47.6km/リットルから50km/リットルへ、CO2排出量は49g/kmから45g/kmへ、それぞれ改善している。

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