三菱自動車は10月3日、インドネシアの乗用車生産拠点「ミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア(ブカシ工場)」の年間生産能力を2020年度までに現状の16万台から22万台に増強すると発表した。
今回の生産能力増強は、次世代クロスオーバーMPV『エクスパンダー』のインドネシア国内および輸出向け台数の増加に対応するもの。ブカシ工場では約40億円を投資して生産設備を拡張するほか、従業員を新たに800人雇用し、約4100人の体制とする予定だ。
三菱自動車では、エクスパンダーの生産台数を2020年度までに年間11万5000台から16万台に増加。このうちアセアン諸国を初めとする海外輸出分についても3万台から5万台に増加させる計画だ。
また、エクスパンダーのエンジン生産は、日産自動車の現地生産子会社「ニッサン・モーター・インドネシア(NMI)」で行う。NMIは新たな投資による生産設備の拡張と従業員の新規雇用により、エクスパンダーのエンジンを年間16万基生産する予定だ。NMIでのエンジン現地生産によって、エクスパンダーの部品現地調達率は約70%から約80%に上昇。部品の新規発注等に伴う現地メーカーへの経済波及効果も見込まれる。
三菱自動車、エクスパンダー 増産に向けインドネシア工場の生産能力強化
2018年10月04日(木) 06時30分
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