伊原木隆太岡山県知事(右)と三菱自動車の益子修CEO

三菱自動車は8月7日、岡山県と「EVシフトに対応した産業と地域づくり」に係る連携に関する協定を締結したと発表した。

三菱自動車は多くの部品を岡山県内の取引先から購入し、倉敷市の水島製作所でEVを生産している。また岡山県は全国に先駆けてEVシフトに対応した産業と地域の実現を目指しており、今年度から5年間をその推進事業期間としている。

今回の連携では、三菱自動車が強みを持つ電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)に関して、双方が保有する資源を有効活用し、岡山県におけるEVシフトに対応した産業振興と地域づくりに共同で取り組む。

協定では、「県内企業のEV・PHEVに関する新技術および新製品の開発支援」、「EVシフト対応に向けた県内企業への積極的な情報提供」、「EV・PHEVの普及啓発」、「その他の事項に関連し、地域の活性化につながること」の4つを主な取組事項としている。三菱自動車としては、EVの構造研究等への技術協力や充電環境の整備促進などの分野で協力していく予定だ。

同日、岡山県庁で開かれた協定締結式には伊原木隆太知事と三菱自動車の益子修CEOが出席し、協定書に調印。益子CEOは「伊原木知事には大きな道筋を引いていただいた。岡山県内の企業やこの地域に住む皆さんに、これまで以上の貢献ができるよう、岡山県と共にこの取組みを推進していきます」と話した。