気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2018年8月6日付
●西日本豪雨1か月、避難3657人(読売・1面)
●夏休み消費もアツく「使うお金」3年ぶり増、8万3814円(読売・4面)
●国交省、ヤマト立ち入りへ、過大請求、123事業所で判明(朝日・1面)
●サマータイム導入へ、2時間繰り上げ、臨時国会で議員立法、2年限定(産経・1面)
●設備投資、全地域で増加、4年ぶり、EV開発の本格化で(日経・3面)
●フジテレビに車両突っ込む、損壊容疑で男逮捕(日経・31面)
ひとくちコメント
広島、岡山、愛媛などが甚大な被害を受けた平成30年豪雨から1か月となった。きょうの各紙も「西日本豪雨1か月」などと平成最悪の気象災害となった1か月の被害状況などをまとめて取り上げている。
それによると、14府県で225人が亡くなり、広島、岡山、愛媛の3県でいまだ11人の行方が分かっていないそうだ。また、9府県で3600人以上が避難所生活を送っており、仮設住宅の建設や寸断された交通網の復旧など、「被災地の復興には課題が山積している」(読売)などと伝えている。
社会基盤の経済的被害では、広島、岡山、愛媛の3県の推計では道路や河川の損壊は計約1万1000か所で被害総額は1370億円に上り、調査中の地域もあり、「被害額はさらに膨らむ見通しだ」(同)とも指摘する。
ただ、一部の区間で不通となっていた岡山県内を走るJR津山線が全線で運転を再開するなどの話題もある半面、福塩線などの一部区間では不通のままの路線も少なくない。
こうした中、明治安田生命保険の調査によると、今年の夏休みに旅行などで休暇中に使う家計の予算は、前年比2434円増の平均8万3814円と3年ぶりに増加したという。自動車など輸出企業を中心に夏のボーナスが増えた影響で、余裕が出てきた人が多いと分析している。
休暇の過ごし方については、節約や猛暑を理由に「自宅でゆっくり」が75.9%で最多。次いで「国内旅行」が37.1%、「帰省」が31.9%と続いているが、西日本では直接被害を受けていない観光地でも旅行客の人数は減っているそうだ。
復興支援のためにも西日本を中心に家族などでのドライブ旅行などを企画してみてはどうだろうか。
夏休みに「使うお金」3年ぶりに増加---平均8万3814円[新聞ウォッチ]
2018年08月06日(月) 08時49分
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