ホンダ・シビックタイプR

ホンダの欧州部門、ホンダモーターヨーロッパは7月2日、新型『シビックタイプR』が「タイプRチャレンジ2018」として、英国のシルバーストン・サーキットにおいて、市販FF車最速のラップタイムを計測した、と発表した。

新型シビックタイプRは2017年4月、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで、市販FF車最速の7分43秒8のラップタイムを記録。タイプRチャレンジ2018は、このニュルでの挑戦にインスパイアされ、欧州の有名サーキットにおいてタイムアタックを行うもの。

ドライバーには、元F1チャンピオンで、『NSX』でスーパーGTに参戦するジェンソン・バトン選手をはじめ、新たな世界ツーリングカー選手権、「WTCR」ドライバーのティアゴ・モンテイロ選手、ベルトラン・バゲット選手らを起用する。

新型シビックタイプRには、新開発の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを積む。最大出力は320ps、最大トルクは40.8kgmを発生。0〜100km/hを5.7秒で駆け抜け、最高速は272km/hに到達する。

この新型シビックタイプRがタイプRチャレンジ2018として、英国のシルバーストン・サーキットでタイムアタックを実施。市販FF車最速となる2分31秒32のラップタイムを計測した。このタイムは2016年に先代シビックタイプRが打ち立てた記録を更新するもの。

今回のタイムアタックのドライバーは、新型シビックタイプRでBTCC(英国ツーリングカー選手権)に参戦中のマット・ニール選手。同選手は、「新型タイプRは、高速コーナーで本領を発揮した。その走行安定性は、エアロダイナミクス性能と進化したサスペンションのおかげ」とコメントしている。

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