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日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が7月2日に発表した2018年上期(1〜6月)の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同期比1.8%減の273万2478台と2年ぶりのマイナスになった。

このうち登録車は4.2%減の173万2358台で3年ぶりのマイナスだった。17年前半までは市場全体の回復を支えてきたものの、各社の新車効果も薄れ、需要一巡の形となった。今後は夏場から販売が本格化するトヨタ自動車の『クラウン』など、各社の新モデルの売れ行きが注目される。

これに対し、軽自動車は2.7%増の100万0120台と2年連続でのプラスとなった。15年4月の軽自動車税増税から17年3月まで長期の落ち込みが続いていたものの、同年4月以降はプラス基調に転じており、軽自動車への底堅いニーズに支えられている。

上期の登録車と軽自動車の総台数としては273万台と、年間で500万台に到達するラインを確保した。ただし例年、下期より上期の方が需要が多くなる傾向にあるため、大台到達は予断を許さない状況ではある。

一方、6月単月の総販売台数は前年同月比5.0%減の45万3765台と、2か月続けてのマイナスになった。このうち登録車は7.3%減の29万2761台と、2か月連続で前年を下回った。軽自動車も0.4%減の16万1004台で、3か月ぶりのマイナスだった。

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