メルセデスベンツCクラス改良新型

メルセデスベンツは6月20日、改良新型『Cクラス』シリーズを欧州で発売した。ドイツ本国でのベース価格は、3万5033ユーロ(約448万円)。

改良新型Cクラスには、セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの4ボディを設定。改良新型Cクラスのハイライトが、ガソリンエンジンの「C200」グレードに48Vのマイルドハイブリッドシステムが採用された点にある。

改良新型C200には、従来の2.0リットル(1991cc)からダウンサイズされた1.5リットル(1497cc)の直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は184hp/5800〜6100rpm、最大トルクは28.6kgm/3000〜4000rpmを引き出す。排気量を500cc縮小しながら、184hpのパワーは従来と同数値とした。

この1.5リットルエンジンには、「EQブースト」と呼ばれる48Vのベルト駆動のスターター/オルタネーターを導入。加速時には、モーターが14hpのパワーと16.3kgmのトルクを発生。ターボチャージャーが本領を発揮する前の領域において、エンジンをアシストする。

減速時には、スターター/オルタネーターがエネルギーをバッテリーに回収。エンジン負荷の少ない巡航時には、エンジンを休止し、コースティング(惰性走行)させて燃費を稼ぐ。最も環境性能に優れるモデルで、欧州複合モード燃費は16.7km/リットル、CO2排出量は136g/km、としている。

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