BMWグループは4月17日、ドイツで開幕した「デジタルデイ2018」において、コネクテッドカーの5Gモバイルネットワーク時代到来に備えて、「ネットワークスライシング」と呼ばれる新技術を発表した。
5Gモバイル(第5世代移動通信システム)規格は、次世代の高速情報通信システム。5Gでは、転送速度の向上と待ち時間の最小化により、データ転送の技術的可能性を大幅に向上させ、車両のコネクティビティを強化する効果が期待されている。
BMWグループは、5Gの潜在能力を最大限に活用するのに役立つ技術の開発に取り組んでいる。そして数年後、5Gの提供が開始されたと同時に、対応するシステムや機能が量産車で利用できる体制を整えている。
今回、デジタルデイ2018で発表されたネットワークスライシングと呼ばれる新技術も、5G時代到来に備えるテクノロジーのひとつ。特定のアプリケーションやそれぞれの要件に合わせて、ネットワークインフラストラクチャの一部を、オンデマンドに利用できるようにするもの。
ユーザーは、個別の「スライス」で構成された仮想ネットワークにアクセスすることが可能。これを使用して、高精細のHDナビゲーション地図を更新したり、車両間で直接データをやり取りしたりすることもできる。例えば、HDクオリティの高画質ビデオストリーミングが行えるようになる、としている。
BMWグループ、コネクトカー向け新技術を発表…5G時代到来に準備
2018年04月19日(木) 08時15分
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