ボッシュは2018年内に、無人の自動運転車の試作車両による公道走行テストを開始すると発表した。
ボッシュはダイムラーと提携して2020年代の初頭、市街地の道路において、ドライバーレスの完全自動運転車を実用化する計画。2018年内に開始予定の無人の自動運転車の試作車両による公道試験は、そのためのテストとなる。
都市部を走行する完全自動運転車、つまりドライバーレスな車が普及することで、ボッシュとダイムラーは市街地の交通状況の改善、交通面での安全性の向上に貢献するだけでなく、未来のモビリティにとって重要な要素を提供したいと考えているという。
ボッシュはこの技術が実現すれば、カーシェアリングの長所がさらに増すことになると見込む。また、車内で過ごす時間を有効活用できるようになるだけでなく、運転免許を保持していない人が移動する新たな手段を切り開くことにもつながると予想する。
このプロジェクトは、どのような車が都市部での完全自動運転を実現できるかという考察を元に、自動運転を可能とするシステムの量産化を整えるのが狙い。背景には、ドライバーが車のもとへ行くのではなく、車がドライバーのもとへ来る、という考えがあるという。市街地のあらかじめ決められた範囲内では、スマートフォンを使ったカーシェアリングや、自動運転タクシーを予約し、目的地に向かうことが可能になる、としている。
無人の自動運転車が公道を走る、ボッシュが走行テスト開始へ 2018年内
2018年02月05日(月) 11時00分
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