BMWのレース部門、BMWモータースポーツは1月25日、レーシングカーのBMW『M8 GTE』の最終仕様を発表した。1月27〜28日、米国で行われる「2018 IMSAウェザーテックスポーツカー選手権」で実戦デビューを飾る。
同車は、BMWモータースポーツが2018年シーズンのFIA WEC(世界耐久選手権)に参戦するために開発を進めてきたレーシングカー。M8 GTEは、新型BMW『8シリーズクーペ』の高性能グレード、『M8』がベース車両となる。
M8の市販車は、2018年に登場する予定。BMWはこのタイミングに合わせる形で、WECとその一戦のルマン24時間耐久レースに、M8 GTEを投入する計画。M8 GTEは、WECのLM-GTEクラスにエントリーし、フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンなどと競う。
M8 GTEのパワートレーンは、レギュレーションにより、排気量4.0リットル(3981cc)のV型8気筒ガソリンターボを搭載。最大出力は500hp以上を引き出す。シリンダーブロックとシリンダーヘッドは、市販車向けエンジンのものを使用する。トランスミッションは6速シーケンシャル。
車体には、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を使い、軽量化を追求。フロントリップスポイラー、サイドスカート、大型リアウイングなどのエアロパーツによって、空力性能を引き上げた。ボディカラーは、ホワイトを基調に、ブルー、レッド、ブラックをあしらったMカラーで仕上げられている。
BMW M8 に500hpレーサー「GTE」、最終仕様を発表…実戦デビューへスタンバイ完了
2018年01月26日(金) 23時00分
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