実証実験での使用車両

パイオニアとみちのりホールディングス、茨城交通の3社は、路線バス自動運転化の技術開発に向けた実証実験を、1月より茨城県常陸太田市内で実施すると発表した。

実証実験は、1月から半年間程度の予定で、実際に利用客が乗った路線バスを利用して行う。茨城交通が常陸太田市で運行する市街地循環線ルートで実施。熟練バス運転手が運行する路線バスの走行環境および車内状況を撮影し、その解析と評価を通じて、よりスムーズで安心・安全な自動走行バスを実現するためのデータおよびノウハウを収集・蓄積する。

みちのりグループは、茨城交通を含む8つの交通・観光事業会社を持ち、東北、北関東エリアで約2300台のバスを運営。路線バスの運行ノウハウを持つ同グループと、高い自車位置推定技術や走行空間センサー「3D-LiDAR」、自動運転用地図などの開発を進めるパイオニアは、それぞれの強みと知見を持ち寄り、将来の自動運転社会の実現に向けて研究・開発を進めていく。

実証実験の走行ルート