メルセデス・ベンツ日本は12月14日、メルセデスベンツ『C63S』などの横滑り防止装置(ESP)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、C63S、メルセデスAMG「C63S」、「C63」、メルセデスAMG「C63」、「C63ステーションワゴン」、メルセデスAMG「C63SW」、「C63Sステーションワゴン」、メルセデスAMG「C63S SW」、メルセデスAMG「C63クーペ」、メルセデスAMG「C63Sクーペ」、メルセデスAMG「C63カブリオレ」、メルセデスAMG「C63Sカブリオレ」の12車種で、2015年4月14日〜2017年4月10日に輸入された1303台。
ESPコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、濡れた路面等での急発進時にタイヤの空転を制御できず、駆動系に激しい振動が生じ、ディファレンシャルの取付け部に亀裂が入ることがある。そのため、使用を続けると、亀裂が進展して取付け部が破損。ディファレンシャルが傾き、最悪の場合、ドライブシャフトが損傷して走行不能になるおそれがある。
改善措置として、全車両、ディファレンシャルの取付け部を点検し、損傷がない場合はESPコントロールユニットおよび、ユニットに連動しているサスペンションコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。また損傷がある場合は、さらにディファレンシャルのエンドカバーを新品に交換する。
不具合および事故は起きていない。ドイツ本社からの情報により届け出た。
メルセデスベンツが C63S など12車種をリコール…ESP不具合で走行不能になるおそれ
2017年12月14日(木) 18時19分
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