ブリヂストンが発表した2017年1〜9月期(第3四半期)の連結決算は、天然ゴムをはじめとする原材料価格が上昇した影響で、営業利益が前年同期比9.0%減の2997億円と減益となった。
売上高は同8.9%増の2兆6630億円と増収だった。北米での新車生産の減少の影響があったものの、グローバルで市販向け、自動車メーカー向けともに順調だった。グローバルでの乗用車タイヤ販売は同3%増、トラック・バス用が同8%増となった。
収益では営業利益段階で、原材料価格上昇で990億円、販売管理費の増加で140億円の減益効果が、販売価格値上げや販売数量の増加による増益効果を打ち消して減益となった。経常利益は同9.9%減の2886億円となった。四半期利益は同8.0%増の1977億円だった。
通期業績見通しは乗用車用タイヤの販売数量が北米で想定を下回ることなどから下方修正した。売上高は前回予想から500億円マイナスの3兆6500億円、営業利益が340億円マイナスの4300億円、経常利益が390億円マイナスの4000億円となる見通し。当期利益は前回予想から10億円増の2900億円に修正した。
ブリヂストン、減益に…原材料価格上昇や北米低迷で 1-9月期決算
2017年11月09日(木) 16時45分
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