マクラーレン・オートモーティブは9月22日に横浜市内で、マクラーレン・スポーツシリーズ初のコンバーチブルモデルとなる『570S スパイダー』をアジア初披露した。価格は2898万8000円からとなっている。
マクラーレン・オートモーティブ・アジアで日本支社代表を務める正本嘉宏氏は「570S スパイダーは多くのお客様の期待に応えるべく登場するスポーツシリーズ初のコンバーチブルとなる。クーペ、そしてGTに続く第3のボディスタイルの登場により、マクラーレンの更に多彩なドライビングの世界をより多くのお客様にご提供する」と述べた。
マクラーレン・オートモーティブのデザイン・オペレーションズでヘッドを務めるマーク・ロバーツ氏は「ダイナミックなクォリティやパフォーマンスといったクーペの持つデザイン言語を全く一切の妥協をせずにスパイダーに翻訳するのが大きな課題だった」と明かした。
その上で「大きなチャレンジではあったが、クーペの美しいグラスハウスのラインをオープントップでもイメージして造り上げることで、ダイナミックでエレガンスを感じさせるシルエットに仕上がったと自負している」と強調した。そのルーフは時速40kmで走行している時でも、15秒で開閉することができるという。
またロバーツ氏は「ラップタイムを狙ったり、ダウンフォースを追求するクルマではない」としながらも、「スポイラーを高くすることで、3つのボディスタイルのすべてが同じ空力性能を発揮することができた」と述べた。
570S スパイダーは3.8リットルV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力570馬力、最大トルク600Nmで、「ガラス製のリフレクターを降ろすとマクラーレンのV8ツインターボの咆哮をキャビンに取り込むことができる」という。そのキャビンには「高品質のナッパレザーにハンドステッチを施されている」とのことだ。
570S スパイダーの重量はベースとなるクーペモデルに対して46kg重くなったものの、「高剛性のカーボンファイバーシャシーにより、補強材を一切追加していない。セグメントの中で最も軽いクルマに仕上がっている」とロバーツ氏は述べていた。
一方、日本支社代表の正本氏はマクラーレンにとっての日本市場の位置づけについて「非常に重要な戦略的な意味を持つマーケット。市場規模としては世界で4番目、そしてアジアでは最大のマーケットで、全世界の生産台数の6%が日本で販売されている。2015年の販売実績は90台だったが、2016年は179台と倍増した」と述べていた。
【マクラーレン 570Sスパイダー】スポーツシリーズ初のコンバーチブルをアジア初披露
2017年09月22日(金) 14時41分
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