ホンダ アコード 新型の量産第一号車がラインオフした米国オハイオ州メアリーズビル工場

ホンダの米国法人、アメリカンホンダは9月18日、米国オハイオ州のメアリーズビル工場において、新型『アコード』の量産第一号車がラインオフした、と発表した。

新型アコードは10世代目モデル。初代アコードは1976年に発売。以来、米国での累計販売台数は1300万台を超えている。1982年11月からは、メアリーズビル、オハイオの両工場で、現地生産を開始。35年間のアコードの米国累計生産台数は、1100万台以上。

10世代目となる新型アコードは、外観をモダンでスポーティ、プレミアムなセダンを目指してデザイン。先代比で全長は10mm短くしながら、ホイールベースは55mm延長。全幅は10mmワイドになり、全高は15mm低くした。室内は、ホイールベースの延長により、後席足元の空間は、先代比でおよそ50mm増えた。ホンダによると、新型アコードはクラスで最も後席が広いモデルのひとつになるという。

新型アコードには、ダウンサイズエンジンを搭載。直噴ガソリン直列4気筒ターボエンジンは、排気量が1.5リットルと2.0リットルの2種類を設定する。中でも、直噴1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力192hp/5500rpm、最大トルク26.6kgm/1500〜5000rpmを発生。先代の自然吸気の2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジンに対して、排気量を大幅に縮小しながら、2.4リットルの185hp、25kgmを上回るスペックを実現した。

9月18日、米国オハイオ州のメアリーズビル工場から、新型アコードの量産第一号車がラインオフ。同時に、同工場に2億6700万ドルを追加投資しての増産計画と、300名の追加雇用も発表された。メアリーズビル工場のロブ・メイ工場長は、「追加雇用と生産増強は、新型アコードに対する強い需要に見合うものになるだろう」と述べている。

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