ジャガー I-PACE のワンメークレースマシン

ジャガーカーズは9月12日、世界最高峰のEVレース、「フォーミュラE」のサポートレースとして、2018年シーズンから世界初の量産EVによるワンメークレースを開始すると発表した。

このEVレースに使用されるのが、ジャガーカーズが2018年に市販予定のEVクロスオーバー車、ジャガー『I-PACE』。モーターは、前後アクスルに搭載し、4輪を駆動。合計で400psのパワーと、71.4kgmのトルクを引き出す。71.4kgmもの強力なトルクは、スポーツカーの『Fタイプ』の最強グレード、「SVR」と同数値。パワフルなモーターのおかげで、I-PACEは0‐96km/h加速およそ4秒の性能を発揮する。

また二次電池は、リチウムイオンバッテリーで、蓄電容量は90kWhと大容量。1回の充電で、最大500km以上を走行できる。充電時間は、急速チャージャーを使えば、およそ2時間で完了する。

ジャガーカーズは2018年シーズンから、フォーミュラEのサポートレースとして、I-PACEによるワンメークレースを開催する計画。1レースに20台が参戦する予定で、香港、パリ、ローマ、ニューヨーク、サンパウロなどの都市で、全10戦を行う予定。

なお、I-PACEのレーシングカーは、ジャガーカーズの特別車両部門の「SVO」が開発を担当。ジャガーカーズはすでにフォーミュラEに参戦しており、そのノウハウが生かされる見込み。

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